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2022年5月5日

手越村田植え-福島民報

アーティストの手越祐也さんは5日、福島県郡山市西田町の田んぼで田植えをした。秋に収穫するコメは一般販売し、県産農産物の魅力を発信する。

 手越さんと、市内の一般財団法人プラットふくしま、西田町ふるさとを考える会による「手越村プロジェクト」の一環。昨年に続くコメ作りで、手越さんが直接、田植えをするのは初めて。

 手越さんはスタッフや子どもらとともに素足で田んぼに入り、コシヒカリの苗を手植えした。持ち前の運動能力の高さで、泥に足を取られることなく、手際よく作業した。田植機の運転にも挑戦した。

 手越さんは今後も定期的に市内を訪れ、農作業に励む。秋には収穫祭を予定している。


■「福島は特別な場所」 手越さんに聞く

 手越さんは取材に対し、今後も福島県の応援団として地域活性化や復興に尽力すると強調した。

 -どのような思いで作業をしたのか。

 「初めての田植えで楽しかった。ただ、手伝うのは楽しいが、毎日作業を続けるのは大変だと実感した。日本の食卓を守っている農家の方を尊敬する。昨年、西田町で収穫したコメは好評で、みんなが『おいしい』と言ってくれた。今年も、この地で取れる作物を多くの人に届けたい」

 -子どもたちも一緒に作業した。

 「小さいころから自然と触れ合うのが大事だと思っている。日本の食文化を絶やさないためにも、子どもが農業や食に興味を持ったり、農業のベテランから技術を学んだりするきっかけをつくりたい」

 -福島に対する思いは。

 「県民と接するたびに、人の温かさを感じる。現場はいつも笑顔であふれており、元気をもらって東京に戻っている。福島は特別な場所で、毎回足を運ぶのを楽しみにしている。福島の魅力や復興状況を伝え続けたい」

(2022年5月5日 福島民報より)