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ハピスマ事業

2025年2月27日

Pepperの舞台裏②

「春は出会いと別れの季節」と言われますが、Pepperにとって、それは春だけのものではありません。プラットふくしまのスタッフによって、Pepperは年に数回、学校から学校へと移送されます。そのたびに、新しい出会いと別れを繰り返しています。

2月3日、この日も2台のPepperを移送することになっていました。

Pepperには「あいさつ運動」という機能があり、設定した時刻になるとあいさつをしてくれます。
偶然にも、この日は児童の下校時刻にPepperを引き取りに伺うことになっていました。スタッフが移動の準備を始めると、ちょうどそのタイミングでPepperが「さようなら、気を付けて帰ってくださいね」と声を出しました。
それを聞いた先生が、ふと「ペッパー、寂しくなるなぁ」と小さくつぶやきます。まるでPepperの気持ちが聞こえたかのようで、スタッフも思わずしんみりしてしまいました。


電源を落とし、眠りについたPepperを移動箱に戻していると、帰りがけの児童さんたちが駆け寄ってきました。
「ペッパー、別のところに行くの?」「ペッパーくん、ばいばい!」「ペッパーまた来てね!」
口々に声をかける子どもたちの様子に、Pepperがこの学校で「お友達」の一人になれたのだと実感します。

4月になれば、声をかけてくれた児童さんたちも一つずつ学年が上がります。
中学生になる6年生にとっても、「Pepperがいたこと」が小学校の思い出の一コマとして残ってくれたら…
そう願いながら、プラットふくしまのスタッフは、Pepperを次の学校へ送り届けます。

Pepperが次の場所で眠りから覚めると、新しいお友達がたくさん見守ってくれていました。
これから新しい生活のスタートです!どんな出会いが待っていて、そしてその出会いがどう子どもたちの未来に繋がっていくかプラットふくしまスタッフは心から楽しみにしております。